歯周病は重症化すると全身へ悪影響を及ぼすとても怖い病気です。
人間の私たちにはなじみのある病気ですが、実は犬でも歯周病になることをご存知でしたか?
大切なペットの命を守るために、飼い主さんがしっかりとオーラルケアをしてあげましょう。
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もくじ
いぬのきもち6月号で紹介された犬の歯周病
犬は人間と同じように、きちんとオーラルケアをしていないと歯周病になります。
さらに犬は平均寿命が短いため1歳でも歯周病にかかる可能性がありますし、感染もします。
犬から人へ感染ることはもちろん、犬同士でも感染する場合があるのです。
犬は虫歯よりも歯周病になりやすい
人の口の中は弱酸性ですが犬の口の中はアルカリ性のため、酸性の環境を好む虫歯菌は繁殖しずらいと考えられています。
しかし歯みがきをしないと歯垢がすぐにたまり、約3日で歯石になります。
この歯垢や歯石に多く潜んでいるのが歯周病菌です。
虫歯にならないようにケアをするというよりかは、犬の歯においては歯周病に注意するべきでしょう。
犬は3歳を超えると約8割が歯周病または歯周病予備軍
日本では3歳以上の成犬の約80%が歯周病もしくは歯周病予備軍であると言われています。
年齢だけ見るとびっくりですが、犬の3歳は人間でいうところの28歳。
確かに歯周病になり始めてもおかしくない年齢ですね。
さらに小型犬に関しては、1才までに約90%の犬が歯周病にかかっているのだとか。
小型犬は顎が小さいため乳歯が抜け切る前に永久歯が生えてくる場合があり、歯が重なった部分に汚れがたまりやすくなります。
よって中型犬、大型犬よりも歯周病になりやすいです。
歯周病は進行すると歯茎が腫れたり膿が出たりして、もちろん痛みを伴います。
怖いのは、犬は口に出して体の不調を訴えることができないことです。
犬同士や、犬から人へもうつる!歯周病は感染症
ご存知でない方もいると思いますが、歯周病はうつる病気です。
最近の研究では、歯周病の原因である歯周病菌が人と人との間だけでなく、犬から他の犬や人に感染したり、人の口の中にある歯周病菌が犬に感染するということも分かっています。
愛情表現として口周りをペロペロと舐められることはよくあると思うので、ドキッとした方も多いのではないでしょうか?
感染をなるべく広げないために、口移しで食べ物を与えるなどは控えましょう。
間違っても食器を共有することは無いようにしてくださいね。
犬の歯周病も体の他の病気を引き起こすことがある
歯周病菌が血液の中に入り込むと全身を巡っていき、心不全や脳血管疾患、心筋梗塞などの病気を引き起こしやすくなります。
犬の歯周病も同様で、歯みがきなどのケアを怠ると歯周病が進行し、全身に悪影響を及ぼすというリスクがあることは知っておきましょう。
いぬのきもち6月号で紹介された犬の歯の特徴
犬の歯は生え方や形が人と違うので磨き方もポイントを押さえる必要があります!
犬の上あごの第4前臼歯の特徴と磨き方
上あごの第4臼歯は大きくデコボコとしているため汚れが溜まりやすいです。
溜まった歯垢が硬くなって歯石となり、歯石の上にもデコボコした部分が増えるためまた汚れが溜まってしまう・・・なんとも悪循環ですね。
歯石は歯垢と唾液の中にあるカルシウムリンが混ざってできますが、第4臼歯が生えているちょうど上あたりに唾液腺があるため、歯石がつくられやすい環境でもあるのです。
歯周病を防ぐための磨き方のポイント☆
- 口は閉じたままでOK!唇の横から歯ブラシを滑り込ませる
- 歯と歯ぐきの間を前後にスライドさせる
- 凹部分にも毛先を入れて縦にスライドさせる
犬の犬歯の特徴と磨き方
「犬歯」という名前が付いているだけに、犬が食べ物などをとらえる時に最も使う歯です。
食べ物に限らず、おもちゃや他の犬の体にも触れやすい部分なので、殺菌などが非常につきやすいです。
また、犬歯は表面がキレイでも裏側に汚れが溜まりやすいので要注意です。
歯周病を防ぐための磨き方のポイント☆
- 顎を抑えながら、犬の唇を親指で少しめくり歯ブラシを当てる
- 歯の根元から歯の表面へ上下にスライドさせる
- 歯の裏側の根元に歯ブラシを当て、ヘッドを上下に動かし汚れを掻き出す
犬の下あごの第2、第3後臼歯の特徴と磨き方
下あごの第2、第3臼歯は一番奥に位置しているため、歯ブラシが届きにくい点が難点。
食べ物をすり潰したりするため歯垢や歯石も溜まりやすいです。
そして、犬の大きい舌が歯の上にのって実際にきちんと磨けていないということも多いようです。
チワワやトイプードル、ヨークシャーテリアなどの小型犬が特に汚れやすいのだそう。
歯周病を防ぐための歯磨きのポイント☆
- 上あごの奥に指を入れて、上あごを持ち上げるように開く
- 外側と内側を、歯ブラシの毛先を使い前後にスライドさせる
犬の歯周病を防ぐためのデンタルケアグッズ
普段の歯みがきをサポートするデンタルグッズも取り入れてみてはいかがでしょうか?
PETKISS 歯みがきジェル(リーフの香り)
ライオンから出ている犬用の歯磨きジェルです。
こちらは食べられる成分で出来ているので、すすぎ不要なのが嬉しいポイント♪
ジェルを舐めさせことで、歯磨きにも慣れやすくなりますよ。
デンタルケアガム グリニーズプラス
噛むことで歯垢が落とせる、歯みがき専用ガムです。
実際に使用した飼い主さんたちからも、犬の食いつきが良いと評判のアイテムです。
愛犬のデンタルケアを始めたら、飼い主さんもぜひ始めましょう♪
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