飛行機で歯が痛くなる経験をした方はありませんか?
飛行機に乗ると歯が痛くなる場合は、虫歯の治療や差し歯に問題がある場合があります。
もくじ
飛行機に乗ると歯が痛くなる
飛行機に乗ると歯が痛くなるのは、地上と上空での気圧に差があり、
高度の変化で虫歯や治療中の歯の中に含まれている空気が膨張・収縮するからです。
日本テレビの世界の果てまでイッテQのイモトアヤコさんがマナスルに登山をする企画で、
標高が高くなるにつれての気圧の変化によりイモトさんの虫歯が急性の症状を起こしたというシーンがありました。
この症状も気圧の変化によって歯が痛くなっている状態です。
飛行機ではなく天気によって歯が痛くなることも
飛行機に乗っていなくても、天気の変化で歯が痛くなることもあります。
「なぜか雨の日は歯が痛い・・・」と感じたことはありませんか?
この歯の痛みも気圧の変化による症状の可能性があります。
気圧の変化による歯の痛みは、虫歯の症状が進行している場合が多いので早めに治療しておきましょう!
どこかに虫歯がある可能性が高いです。また、差し歯を入れている歯が痛くなったら差し歯が合っていないと思われます。
【対策】どうしても歯の痛みに耐えられない場合は、客室乗務員の方に氷をもらって冷やしましょう。また、鎮静剤を用意している航空会社もあるため、尋ねてみましょう。到着後は早めに信頼できる歯医者さんに診てもらってくださいね。
飛行機を降りた後も歯の痛みが続くとき場合は
虫歯の治療をして詰め物や被せ物をしている歯は、飛行機の離着陸時に変化する気圧によって、
詰め物や被せ物の中の空気がわずかに膨張することで激しい痛みを伴うことがあります。
虫歯が深い場合は飛行機を降りた後も痛みが消えず、歯を噛み合わせただけで痛いこともあります。
この症状は気圧が戻れば治るとは限りません。
特に10年以上前に治療をした古い虫歯の場合は、
一度歯の骨や歯肉に受けたダメージの可能性が高く、治療をしないと元に戻らないことがあります。
治療してから日が浅い虫歯の場合は、地上に降り立つと痛みがすぐに消えることがありますが痛みが持続する場合は必ず歯科医院を受診しましょう。
高さの変化=気圧の変化がある場所では歯が痛くなる
飛行中以外でも、高低差がある場所では同じ症状が起こることがあります。
気圧の変化による歯の痛みは予防することが非常に難しいですが、
体調が優れない時や睡眠不足で身体が疲れているときは症状が起こりやすいです。
明らかに歯が浮くという自覚症状がある場合は高地へ行く前に治療をしておくと無難です。
飛行機に乗って歯が痛くなる症状は、ほとんどの場合が深い虫歯によるものです。早めに信頼できる歯医者さんに行くのが良いでしょう。
歯医者さんに行った後にも、丁寧な歯磨きを続けて虫歯や歯周病を予防しましょう。