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ガムのホワイトニング効果について
歯のホワイトニング専門店Whitening me新宿店です♪ 今回はガムのホワイトニング効果についてです。噛むだけで歯が白くなる!と謳っているガムは少なからず存在しますが、どれぐらいのホワイトニング効果があるのでしょうか。
結論から言いますと、ガムを噛むことによるホワイトニング効果は確かにあります。どのようなガムでもホワイトニング効果があるというわけではなく、キシリトールガムが一番適しているといえます。キシリトールには歯垢(プラーク)がつくことを防ぐ作用があります。また、ガムを噛むことによって口の中の菌を洗浄する効果を持つ唾液の分泌の促進にもなります。
もちろん、ガムのホワイトニング効果はすぐに効くというわけではありません。研磨剤の効果が期待できる成分が含まれているガムならば白くなるとは考えられますが、虫歯が進行することによる着色を防ぐことが可能であるという程度に捉えておくといいでしょう。
ガムではなく、唾液でホワイトニングするという考え方
先ほどの通り、ガムにはホワイトニング効果があるものもありますがその効能は微々たるものです。ですが、ガムには唾液の分泌が促進される効果があります。これが、虫歯になりにくいというだけでなく、口元の健康や美しさにも関係してくる重要な効果です。
ドライマウスと呼ばれる【口腔乾燥症】という病気をご存知でしょうか。ドライマウスは、あごの下の腫れが断続的に続く・夜中に起きて水をよく飲む・口の中が粘って話しにくい・乾いた食べ物を水なしで食べられない・・・などの症状が出る病気なのですが、これはすべて唾液の量の減少と唾液の質に異常をきたしている病気で、自然な日常生活が徐々にできなくなってしまいます。
ドライマウスは、ストレスや糖尿病・老化や筋力の低下といった原因で起こることがありますが、食生活にも関係があるといわれています。柔らかい食べ物が中心になってしまう食生活をしていた方は、あまり口を動かして噛むという習慣がついていません。唾液は舌の筋肉やあごの筋肉をしっかり動かすことで分泌されやすくなります。唾液が分泌されにくくなると、体の免疫力が低下して風邪をひきやすくなってしまいます。
唾液は無料のホワイトニング剤?
では、唾液が出やすくなるということでどのような作用があるのでしょうか。まずは食べ物を洗い流す洗浄作用・自浄作用によって口の中が清潔に保たれます。
また、唾液には重炭酸塩が含まれているため、口の中のphバランス(ペーハーバランス)を整える緩衝作用がありますので、虫歯になりにくくなります。最後に、虫歯菌が出した酸で溶けた歯を再石灰化させ、小さな虫歯なら治してしまう再石灰化作用があります。
つまり、唾液が少ないと飲食物のカスが歯に残りやすくなってしまい、虫歯・歯石・着色の原因になってしまいます。唾液が多く出る方ほど着色が少ないのは、歯が常に潤っているために着色にバリアを貼っているような状態だからなのです。
ホワイトニングの補助食品としてガムを活用しましょう
ガムで唾液の分泌を促すことで、ホワイトニングや歯医者での治療の補助食品としても効果が期待できます。ダメージフリーのホワイトニングの場合、照射をしてから約2週間の間は歯のエナメル質が色素を分解しやすくなっています。
エナメル質が色素を分解しやすくなっている期間は、丁寧な歯磨きを繰り返すことで白さを維持することができます。また、元々のエナメル質が細かい場合はホワイトニング直後よりもさらに歯が白くなっていく人もいます。そのためには歯の表面にプラークが残っている状態は好ましくありません。
ホワイトニング期間中だけでなく、ガムを噛むクセをつけることは虫歯や着色の抑制にもなり、口元の美容やアンチエイジングにも役立ちます。しっかりと唾液を出し続けて汚れから歯を守りましょう!