歯医者さんで行うホワイトニングでも、専門店やサロンで行うホワイトニングでも、1回でどのくらい効果が出るかというのは施術前にはっきりとわかるわけではありません。
もくじ
ホワイトニングの1回の効果はどのくらい?
ホワイトニングは保険の対象外ですので、1回の来店で安価で行うことは難しいです。ですが、まずは「来店1回あたりの効果」と捉えるのではなく「照射時間あたりの効果」と考えなければ、お金だけがずっとかかってしまい、経済的ではありません。
「1回あたりの効果」ではなく「1分あたりの効果」
ホワイトニングサロンであれ歯科医院であれ、LEDの光を歯に照射することで歯を白くします。LED光が当たっている間に、薬剤が歯の表面で反応を起こし少しずつ歯が白くなっていきます。ですので、当たり前ですが光を当てている時間が長ければ長いほど効果が高まります。
ホワイトニング初体験の方に多いのが、1回の来店でしっかりした効果が出ればいいのになぁ・・・と漠然と考えてしまうことです。1回のホワイトニングでの効果は、LED光の照射時間によりますので、1回のホワイトニングで効果を出したいのであれば照射時間をしっかりと調べるべきです。そして、この照射時間が驚くほどホワイトニング店・歯科医院によって異なるのです。
1回の来店でどのくらい照射の時間を取っているか
意外にも、1回の来店での照射の時間の長さは、5分・10分・15分・20分・30分と店によって様々です。(5分の照射を2回行うお店は5分×2回=1回の来店で10分ですね)照射時間の短さは、サロンがお客様の回転率を重視しているからに他なりません。
例えばあなたが肩がこっている時にマッサージを受けたくなったとします。入り口に漠然と”激安!マッサージ\2,000″と書かれているお店を見つけて「安い!今すぐに入ろう!」と思うでしょうか?「ふむふむ、2,000円かぁ。2,000円で何分マッサージをしてくれるのだろう」と考えるはずです。
マッサージ店はほぼ全てのお店が時間あたりの料金を明記しています。マッサージの効果が時間に比例して高まるということが周知の事実であるため、それをはっきりと掲示しないとお客様が入店するか否かの判断ができないからです。
ホワイトニングの1回の効果の一番の判断材料は
では、ホワイトニングサロンやホワイトニングを行う歯科医院はどうでしょうか?LED光の照射時間がはっきりとホームページに明記されているでしょうか。残念ですが照射時間を明記しているお店は多いとはいえません(もちろん堂々と照射時間を明記しているホワイトニングサロンも存在します。)
これではホワイトニングに興味を持っている人がしっかりとホワイトニング店を比較することができません。結果、見た目の料金だけを見て判断をしてしまったり、ホームページの雰囲気で決めてしまったりするため、「施術が終わった後にがっかり」ということになってしまうかもしれません。
ホワイトニングの1回の効果をしっかり考えるために
1回の来店で効果を実感できれば、歯を白くしたいという気持ちがもっと大きくなります。歯を白くしたいという気持ちは、口元の美容だけではなく虫歯の抑制や歯周病の抑制にも繋がるという大きな付加価値を生みます。
1回のホワイトニングで効果を実感できる店を選びましょう
ホワイトニングの薬剤の主成分は、大きく分けると過酸化水素・ポリリン酸・酸化チタンという3つに分けられます。このうち過酸化水素は歯科医院でしか扱えない医療品で、ポリリン酸と酸化チタンは多くのホワイトニングサロンで使われています。当サロンは使用している薬剤の主成分は酸化チタンです。
酸化チタンを使用している理由は、歯を白くするのはもちろんですが歯周病・口臭の抑制にも効果を発揮する機能が含まれているからです。歯を溶かしたり傷つけたりするホワイトニングではありません。
薬剤による効果は、個人差があり「やってみないとわからない」という要素が大きいです
過酸化水素であれ酸化チタンであれ、どの薬剤に一番効果があるかというのはいくら情報を集めたところで「わからない」というのが本音です。(逆に、「あなたの歯がこういう感じだからわかる」ということは無責任にお伝えすることができません。)
唯一歯を見なくてもわかることは、照射時間に比例をして効果が出るということだけです。なので、1回の来店で長く光を当てるサロンに行くことが一番です。1回で効果が出れば、その後のメンテナンスにもやる気が出ます。ホワイトニング後のメンテナンスは、「何よりも効果があるホワイトニング」なのです。満足がいく歯の白さを手に入れるまでの合計の価格を安くしたい場合も、1回の来店あたりの照射時間を確認することをおすすめします。