ホワイトニングを初めて体験に来た方にはカウンセリングの時に色々なご質問を頂きます。その中でも頻繁に出てくる「電動歯ブラシは黄ばみが取れやすいの?」というご質問にお答えします。
もくじ
電動歯ブラシの黄ばみ除去効果について
電動歯ブラシの黄ばみ除去について考えるためには、電動歯ブラシと普通の歯ブラシの違いを理解しておく必要があります。
電動歯ブラシと普通の歯ブラシ、どっちが黄ばみ除去できる?
電動歯ブラシと普通の歯ブラシには、どちらにもメリット・デメリットがあります。電動歯ブラシが普通の歯ブラシに比べて全て上回っているというわけではありません。最近では2,000円程度で購入できる電動歯ブラシも発売されており、安価で手に入るようになりましたが、正しく磨けているかどうかをきちんと確認している方は少ないのではないでしょうか。
電動歯ブラシの長所は、楽に磨けて爽快感があるところです。ですが、これが落とし穴になってしまうことがあります。そもそも電動歯ブラシは歯と歯の間や奥歯は磨きにくい構造のものもあります。普通の歯ブラシで、歯ブラシの頭が小さいものを使う方が奥歯は磨きやすいのです。電動歯ブラシには、電動歯ブラシなりの磨き方があります。
電動歯ブラシで黄ばみを除去するためには
電動歯ブラシを使う場合は、正しい歯の磨き方に加えて以下の点に気をつけて磨くことを心がけましょう。
- 手磨きのようにゴシゴシと動かさずに振動(音波)に任せて汚れを落とす
- 普通の歯ブラシ以上にブラシヘッドを歯に軽く当てる(⇒ほうきで歯の表面を掃くイメージ)
- 歯並びが悪いところはブラシを縦に使いブラシの先端部分で磨く
- 奥歯は手磨きより磨きづらいため時間をかける
- 絶対に電動歯ブラシの爽快感にだまされないよう、全ての歯・歯間を磨くことを意識する。
電動歯ブラシは、決して万能ではありません。もちろん手磨きに勝る点は多くありますが、手磨きよりもかなり楽に磨くことができるため、逆に磨き残しが多く残ってしまうことがあります。また、自動で動くため短時間で爽快感が得られて満足しやすいことも欠点だといえます。手磨きの歯ブラシの場合は自分で細かく動かす必要があるためなかなか爽快感が得られず、時間をかけて口の中の磨きにくい部分を意識して磨くクセがつきます。
電動歯ブラシは万能の黄ばみ除去歯ブラシではない
このように電動歯ブラシは万能の黄ばみ除去歯ブラシではありません。ですが、やはり電動歯ブラシは手磨きに比べて黄ばみを除去しやすいといえるでしょう。黄ばみが目立つところに集中的に当てることで手磨きで磨きづらい箇所をしっかりと磨くことができます。
歯医者さんの中には電動歯ブラシに否定的な方もいらっしゃいます。その理由の多くは「電動歯ブラシの方が、磨いたつもりになりやすい」という点によります。確かに電動歯ブラシは磨いたつもりになってしまうという注意点はありますが、やはり時間あたりの歯垢・黄ばみの除去力は手磨きに比べると大変大きいのです。
手磨きだからといって綺麗に磨けないわけではありませんが、電動歯ブラシを上手に操ることで手磨き以上の黄ばみ除去効果を得ることができます。もし、電動歯ブラシへの利用を検討しているのであれば積極的に試してみることをおすすめします。